能登半島地震で被災した石川県珠洲市で、移住者らが、避難所生活を送る子どもたちの居場所づくりを進めている。「住めば住むほど良い場所」という能登。その未来を担う子どもたちを支える取り組みだ。
「今日はポテチをいっぱい食べちゃおう」
18日、避難所となっている県立飯田高校(珠洲市)の音楽室。同市への移住者らでつくるNPO法人「ガクソー」のメンバーが高校生3人に語りかけると、「いぇーい」と歓声があがった。
高校1年の宮元晴一郎さんは連日来ている常連だ。地震で自宅が傾き、祖母や母、姉弟と1日に飯田高に避難した。
慣れない避難所生活でストレスがたまっていたが、ガクソーのメンバーと遊んだり、同年代の子どもたちと交流したりすることでリラックスできたという。
「子どもの空間は貴重」
「避難所で大人に囲まれ、子…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル